軍事力、経済力がこれまでの覇権国家の重要な要素であったと思います。

その他にも覇権国家となるためにはその時代、時代で一番、政治、技術、教育等や貿易力が強い国がその時々の覇権国家となりました。

オランダは１６００年代にピークを迎え、経済大国になったイギリスに引き継がれました。

１９００年代なかばにはポンドが世界の基軸通貨になり、その後アメリカやドイツが出現しイギリスのパワーは衰退していきます。

覇権国家とは経済力や軍事力が優先していて、イギリス、アメリカ、現代の中国に移行しています。

２０２３年になって、これまで文化力が世界を引っ張るほどのパワーになるとは思われていなかったのが、今や世界は、歴史上はじめて文化力を意識するようになっていると思います。

具体的には、映画やテレビなどに代表される映像、アニメや漫画などのソフトパワーが非常に重要視されているように感じます。

そのトップランナーが今や日本になりつつあると思います。

子供たちと将来や進路の話をしていても、漫画やアニメの方向に進みたいという子供が多く出現しています。

音楽の面でもYOASOBIの「アイドル」はPOPsで世界一になりました。

たぶん、坂本九の「上を向いて歩こう」以来の快挙です。

日本は今までみたいに、自動車やコンピューターなどの重工業、先端分野でお金を稼ぐ時代から、漫画やアニメなどのソフトパワーで国を豊かにする時代に移るかもしれません。

子供たちが将来漫画やアニメをやりたいというのは、そういう時代に即した動きかもしれません。

従来のように公務員や大手企業に就職というルートは魅力がなくなって、子供たちは本気で将来の職業としてアニメや漫画、映像などの世界に進みたいと考えているのかもしれません。

沖縄にも「ヒューマンアカデミー」のような専門学校が出来て、子供たちに人気があるみたいです。

したがって子供たちが漫画や映像の世界に進みたいと言ってきた時、真剣に相談に乗ろうと思っている今日この頃です。

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